今、学校では「実がなるかな?の巻」
学校内において、実のなる木を見つけましたので、その2として紹介します。
まだ、進行形の状態ですが、何かわかりますか? 答えは、「ぶどう」です。
ちいさく実がついている「ぶどう」の木
この「ぶどう」ですが、古代エジプトの墓の壁画などに栽培の様子が描かれているようです。ことから、人類は、乾燥した土地で育ち、ワインの原料にもなる「ぶどう」を数千年前から育てきたようです。そのため人類の歴史にも深くかかわり、イタリアのことわざには、「良いワインは良い血を作る」として、ポリフェノールの効果を謳っています。
ところで、「ぶどう」と言えば、作家J・スタインベックの小説、そしてJ・フォード監督によって製作された映画「怒りの葡萄(ぶどう)」が思い浮かびますがいかがでしょうか。 J・スタインベックはこの作品でピュリッツァー賞を受賞し、のちにノーベル文学賞をも受賞、また、J・フォード監督は映画「怒りの葡萄(ぶどう)」でアカデミー監督賞を受賞しています。
端的に内容を申し上げますと、干ばつと砂嵐を契機に農業の機械化を進める資本家と、自然の猛威と経済変動に土地を追われ、安住の地と新しい家を求めて長旅に出る農民一家との対立闘争を素材に、逆境と不屈の人間像を描き、社会問題を浮き彫りにしています。
この小説が書かれ、映画が製作された1930~40年代は、砂嵐(Dust Bowl)は「自然の猛威」と考えられ、経済体制の問題とその告発に社会は向かっていたようです。しかし今は、この物語に対して、資本主義経済の矛盾はもとより、人間と自然とのかかわりという観点から、多くの示唆を与えています。
そして、これからの元気を出す助けとして、①壮言大語(そうげんたいご:物事に屈しない意志を持つ)、②七転八起(しちてんはっき:屈せずに努力を続ける精神)を思いました。
先週の3Gを皮切りに今週は運動会週間です。怪我をせずベストコンディションで臨んでください!
おまけ:映画「怒りの葡萄(ぶどう)」は、動画配信サービスで視聴することができるようです。