今、学校では「オオバコの巻」
タンポポの綿毛のあとは、オオバコが大手を振って?にょきにょきと大きくなっています。
このオオバコですが、北海道から沖縄までの全土に分布・育成し、日当たりのよい野原や道端、畑、庭先、空き地などに自生する雑草で、葉は薬草として利用され漢方薬にも使われています。踏みつけに強く、人などがよく踏む道端などのほか、校庭や公園などでもよく見られます。逆に踏みつけが弱い場所では、自然に絶えてしまうそうです。
タンポポからオオバコへ 校庭のオオバコ チーム「オオバコ」?
そのような光景から元プロ野球選手の鈴木 啓示(すずき けいし)氏の座右の銘である「草魂」という言葉を連想しました。
鈴木 啓示 氏は1947年生まれのドラフト2位で近鉄バファローズ(現オリックス)に入団。1年目から10勝をあげ、そこから15年連続で二桁勝利、翌年から5年連続で20勝以上を。そして、ミスター・バファローズと呼ばれ、1969年には24勝で最多勝に輝きます。先発完投にこだわり、シーズン30完投を記録するなど、奪三振の多い投手でした。
こう見ると華やかな経歴ですが、その裏には人知れず、努力と謙虚さ、そして困難に立ち向かう精神を持って臨んだ結果です。そんな彼の哲学が、踏まれても踏まれても芽を出す、雑草のたくましさを表す「草魂」です。
我々も日々の生活の中で様々な困難に遭遇するかもしれません。しかし、草のもつたくましさと多様性を学び、頑健さと生命力で立ち向かうことができればと思います。
おまけ:幼少時に、「オオバコ相撲」をやった記憶はありませんか? ぜひ挑戦を!
①好きな茎を一本ずつとる。
②相手の茎と自分の茎を交差させてその両端を持ち、かけ声とともに引っ張る。
③茎がちぎれないほうが勝ち!