2024年4月の記事一覧
今、学校では「タンポポの巻」
校庭に可憐な黄色い花を咲かせているタンポポ。その明るく黄色の花や、ふわふわした白い綿毛が風に舞い、思いは言葉となって心に響きます。このタンポポを意味する英語はダンデライオンですが、元々は英語ではなくフランス発祥の言葉のようです。
校庭の築山 よく見るとタンポポ 百葉箱とタンポポ
ダンデライオンという言葉は、英語では「dandelion」と表記しますが、語源であるフランス語では、「dent de lion」と表記します。読み方は同じでも、フランス語では「ライオンの歯」という意味です。 可愛らしく小さなタンポポですが、その尖った葉先や花びらが、まるでライオンの歯のようであったことから、ダンデライオンと呼ばれるようになったそうです。
そうしたタンポポですが、タンポポの綿毛が風に乗って飛んでいくさまから、本校の児童生徒には、新しいことへ挑戦する意欲を持ってほしいと願うばかりです。そして、種から地面に根を張り、たくさんの可能性の芽を出すことも、、、
*おまけ:先の第二次世界大戦では、コーヒー豆の供給が困難になり代用コーヒー(根を焙煎)として広く飲まれた歴史があります。
今、学校では「ドウダンツツジの巻」
花冷えのする日の校舎外で、鈴蘭のような小さな釣鐘状の花を発見しました。その花の名前は「ドウダンツツジ」です。今を盛りと綺麗に咲いています。
グランドに点在しています かわいいお花です
この「満天星躑躅」(ドウダンツツジ)ですが、中国の伝説によれば、道教の神である太上老君が誤ってこぼした霊水がこの木にかかり、まるで満天の星のように輝いたとされています。この名前は、中国語名の表記をそのまま引用し、和名のドウダンツツジの読みを充てたもののようです。
また、ドウダンツツジの花言葉は「努力」や「根気」を象徴しています。根を張り、花を咲かせ。 風に揺れても諦めない。蓮田特別支援学校に学ぶ児童生徒一人一人が、努力と根気を持ち続け、茨な道でも、一歩ずつ進み花を咲さかせることを期待します。
今、学校では「ハナミズキ(花水木)の巻」
葉桜となった今、校庭の端にあるハナミズキが花を咲かせています。ハナミズキは、ミズキ科の落葉樹で、北アメリカが原産です。日本には明治中期に贈られた苗木が伝わり、広がったようです。この木は春に白やピンクの花を咲かせ、秋には紅葉も楽しめる特徴があります。
校庭端のハナミズキ 門入り口のハナミズキ
ハナミズキの花言葉には「返礼」や「永続性」があります。これは、日本から1912年に日米友好としてアメリカに贈った桜の返礼として、1915年に日本へ贈られたハナミズキの苗木に由来しているそうです。また、この木は、逆境にも負けずに花を咲かせることから、「love undiminished by adversity(逆境に耐える愛)」という英語の花言葉もあります。
新年度が始まって2週間余り、緊張の糸もほぐれてきたでしょうか?ハナミズキの花言葉にあるように、児童生徒一人一人が自分のペースで「永続性」ある育ちを祈念申し上げます。
今、学校では「桜花爛漫の候、いかがお過ごしでしょうか」
一昨日は春の嵐が吹き荒れましたが、無事に入学式(9日)も終えて給食(10日)も開始され、桜の花が咲き乱れる中での滑り出しに喜びを感じています。児童生徒と一緒に、新たな一年の学びの旅を始めることにわくわくしています。ぜひ、一人一人の成長を大切にしたいと思います。
第48回入学式 桜吹雪と朝日
良寛和尚の辞世の句に「散る桜 残る桜も 散る桜」があります。
意味としては、「今どんなに美しく咲いている桜でもいつかは必ず散る。そのことを心得ておくこと」のようです。この歌から伺えることは、今日という日を大切に、感謝の気持ちを持って、充実した生活を過ごさせていただくことになるのでしょうか。